【肝臓ケア】 レガロン 140mg (シリマリン 140mg)
【肝臓ケア】 レガロン 140mg (シリマリン 140mg)
学名はSilybum marianum という菊科の植物で、ミルクシスルの他、マリアアザミ、オオアザミ、オオヒレアザミなどと呼ばれます。
和名はオオアザミです。原産は地中海沿岸で、ヨーロッパ全土、北アフリカ、アジアに分布しており、日本においても帰化植物として分布しています。葉に白いまだら模様があるのが特徴で、この模様はミルクがこぼれたようにみえるためmilk thistle(シルスはアザミの意味)と言い、ミルクを聖母マリアに由来するものとしてマリアアザミの名があります。その種子がヨーロッパにおいて古くから肝障害の治療に民間療法として利用されています。
近年、ミルクシスルの肝細胞保護作用や肝機能改善作用によるサプリメントとして利用されており、ドイツのコミッションE(ドイツの薬用植物の評価委員会)は、粗抽出物の消化不良に対する使用や、標準化製品の慢性肝炎や肝硬変への使用を承認しているとのことです。
ミルクシスルの活性成分はシリマリン(silymarin)というフラボノリグナン(flavonolignan)の混合物です。シリマリンには、シリビニン(silibinin), シリジアニン(silydianin), イソシリビン(isosilybin), シリクリスチン(silychristin)などがあります。シリビニン(silibinin)はシリビン(silybin)とも呼ばれます。このシリビニン(シリビン)が最も生物活性が高いシリマリン成分です。
ミルクシスル種子は4~6%のシリマリンを含有しています。
ヨーロッパでは2000年以上前から経験的に利用されています。1970年代から種子に含まれるシリマリンを中心に研究がすすめられ、ドイツでは30年も前から「レガロン」という名前で用いています。肝硬変、慢性肝炎、脂肪肝、アルコール性肝疾患、胆管炎や胆管周囲炎、胆汁うっ滞に使われるそうです胆汁の溶解度を高め、胆石をよくするとの報告もあります。
シリマリンは最も強力な肝臓保護物質の一つとして知られています。ミルクシスルのもつ肝臓保護作用は、肝臓の蛋白質合成を刺激する作用とともに、肝障害の原因となるフリーラジカルやロイコトリエンやプロスタグランジンを抑制することに起因します。シリマリンにはビタミンEより強い抗酸化作用があります。肝臓のグルタチオンの量を増やす効果も指摘されています。グルタチオンは肝臓の解毒能や抗酸化作用を高めます。
シリマリンは血液浄化と解毒を促進するハーブとして利用されており、肝細胞の蛋白質合成能を高め、ダメージを受けた肝細胞の修復に役立っています。
ミルクシスルは肝臓でのコレステロール産生を抑制するため、ミルクシスルの摂取によって胆汁中のコレステロールのレベルが低下することが報告されています。
「血液浄化」や「解毒」という用語は、漢方医学やアーユルベーダ医学などの伝統医療や自然療法でよく使用され、体に取り込まれた毒物を解毒し、体内にたまった老廃物の排泄を促進して、血液をきれいにする作用を意味します。
抗がん剤による治療中や治療後では、死滅したがん細胞や正常細胞によって死細胞や老廃物が蓄積します。また、抗がん剤が完全に代謝されて排泄されるまでは抗がん剤の毒作用がしばらく残ります。このような体内に増えた毒性物質や老廃物の分解と排泄を促進し、血液をきれいな状態にするために、「血液浄化(cleansing)」や「解毒(detoxification)」を促進する薬草治療の有用性が検討されています。
抗がん剤治療中および治療後の血液浄化と解毒作用に関して、ミルクシスル(milk thistle)というハーブの有効性が報告されています。毒物を解毒し血液を浄化する主な臓器は肝臓と腎臓ですが、ミルクシスルは肝臓の解毒機能を高めることが知られています。
ミルクシスルはヨーロッパでは古くから肝臓の治療薬として用いられ、抗がん剤治療によって受けたダメージの回復や血液浄化にも有効であることが多くの臨床試験によって確認されています。抗がん剤による肝臓のダメージを軽減し、傷害を受けた肝細胞の再生を促進する作用も確かめられており、西洋医学でも血液浄化と解毒を促進するハーブとして利用されています。
MADAUS製薬
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